四季報

株価が急騰する銘柄の見つけ方【株の短期売買】

四季報【業績予想の修正記号】【独自予想マーク】

会社四季報を活用すれば、株価急騰する銘柄を見つけられます。


株式取引で短期に利益を上げたければ急騰する銘柄を見つけることです。

株価が急騰(急落)する理由は一つ。それは「サプライズ」です。つまり、サプライズが事前にわかれば株式取引で利益を上げられます。

しかし、サプライズは突然やってくるからサプライズなのです。


地政学的サプライズや会社の不祥事サプライズなど、サプライズはさまざまです。その中で、会社による「業績予想の修正サプライズ」は予想できます。

その予想を可能にするのが会社四季報です。


この記事を読めば、会社四季報を使って急騰する株を見つけられます。

四季報が初めての方には、下記の記事をおすすめします。



四季報 業績予想の修正記号で株価が急騰

業績予想の修正記号

四季報に掲載されている『前号比較修正矢印』はサプライズの要素を含んでいます。

記号の度合いによって株価の急騰(急落)を招きます。
記号は、「前号の業績予想」から「今号の業績予想」への修正率によって決まります。

業績予想は、会社の業績予想です。


株価は、突然の「サプライズ」に反応しやすいという特性を持っています。業績予想が上方修正される「増額」、下方修正される「減額」、どちらもサプライズを起こしやすいです。


前号比較修正矢印を見れば、四季報の前号と今号を比べて、どの会社の業績予想が増額・減額されているのか、ひと目でわかります。

※四季報が出す情報は、証券会社のホームページなどの「web」でも見れますが、業績予想の修正記号は「紙版」でしか掲載されていません。



四季報 業績予想の修正記号 矢印の意味

矢印(⇧)は、直近の営業利益予想を前号と今号で比較して、なん%変化したかを矢印(⇧)の違いで表しています。

  • ⇧⇧大幅増 :30%以上の増額

  • ⇧前号比増額:5%以上30%未満の増額もしくは損益0から黒字転換

  • ⇨前号並み :5%未満の増減額

  • ⇩前号比減額:5%以上30%未満の減額もしくは損益0から赤字転落

  • ⇩⇩大幅減額:30%以上の減額
前号からの四季報予想営業利益の修正率 【⇧:増】
【⇩:減】
+30% ⇧⇧
+5%
前号並み
-5%
-30% ⇩⇩

(営業利益を予想していない銀行や証券会社は、経常利益予想を比較しています)


会社が業績予想を修正するに至る理由

会社が業績予想を修正するに至る理由は、期初の計画を弱気に出したり、強気に出したりするためです。


期初計画を弱気に出すと、業績予想の修正で「増額」することになります。

期初計画を強気に出すと、業績予想の修正で「減額」することになります。


弱気に出したり、強気に出したりする理由を解説していきます。


業績予想を上方修正するケース

大ヒット商品を発売して商売が上手くいっている会社があるとします。

ヒットを飛ばしているので利益が上がりそうです。しかし業績計画を開示すると、納入先から値下げ要請を受ける可能性が生じます。


このような場合、会社の経営者が期初に弱気な会社計画を発表するかもしれません。

そうなると、期中に業績予想を上方修正することになります。


業績予想を下方修正するケース

ライバル会社と激しいシェア争いをしている会社があるとします。

今期に会社が生み出す新商品がヒットする見込みで会社計画を開示し、従業員を鼓舞したり話題作りをする経営者がいるかもません。


他にも、経営不振が続いて経営危機に直面している会社にも、極端に強気な会社計画を開示することがあるので注意が必要です。


これらの場合、会社の経営者が期初に強気な計画を発表するかもしれません。

そうなると、期中に業績予想を下方修正することになります。


ポジティブサプライズとネガティブサプライズ

サプライズにはポジティブサプライズとネガティブサプライズがあります。


ポジティブサプライズ

ポジティブサプライズとは、マーケット全般で使われる用語で、全く予想外の好材料や相場に織り込んでいない好材料などの驚きのことをいいます。


業績予想が減益見通しから一転して増益予想となった場合は「ポジティブサプライズ」として株が買われ、株価の上昇につながります。


ネガティブサプライズ

ネガティブサプライズとは、マーケット全般で使われる用語で、全く予想外の悪材料や相場に織り込んでいない悪材料などの驚きのことをいいます。


業績予想が増益見通しから一転して減益予想となった場合は「ネガティブサプライズ」として株が売られ、株価の下落につながります。


四季報 独自予想マークで株価の急騰を予測

独自予想マーク

四季報の独自予想マークを見れば、急騰株の予測ができます。


独自予想マークは、「会社が公表した業績予想の数字」と「四季報が予想する業績の数字」との乖離率です。


四季報の最大の魅力は、業績予想が東洋経済新報社の「独自予想」です。毎号、担当記者は会社や業界を取材し、中立的な立場から予想数字を見直しています。

そのため、会社が公表している業績計画と四季報の業績予想が一致しないことがあります。


四季報の記者が「会社計画が慎重で、いずれ上方修正が行われる」と判断すれば、会社が実際に業績修正をする前でも、四季報は先行して業績予想を上方修正します。

独自予想マークを見れば、業績を低く見積もっている会社がひと目でわかります。
(独自予想マークは、ニコちゃんマークともいわれています)

※四季報が出す情報は、証券会社のホームページなどの「web」でも見れますが、業績予想マークは「紙版」でしか掲載されていません。



四季報 業績予想マークの意味

マークは直近の営業利益が、四季報予想と会社計画がなん%乖離したかを😊😖の違いで表しています。

  • 😊😊大幅強気:30%以上上振れしている

  • 😊 会社比強気:3%以上30%未満上振れしているときや、0予想を黒字予想に修正しているとき

  • 😖 会社比弱気:3%以上30%未満下振れしているときや、0予想を赤字予想に修正しているとき

  • 😖😖大幅弱気:30%以上下振れしている

会社計画に対して上下3%の違いに収まっている場合は、「大差ない」と判断して無印となっています。

四季報予想営業利益と会社営業利益計画の乖離 【😊:強気】
【😖:弱気】
+30%以上 😊😊
+3%~+30% 😊
▲-3%~-30% 😖
▲-30%以上 😖😖



四季報が業績予想できる根拠

日本の上場企業約3700社すべてに、東洋経済新報社は業種別に担当記者を決めています。

同業他社も取材しているので、他社との比較感から会社計画を検証できます。さらに業種全体の景気状況感や景気全体の動向など考慮します。

さらに、担当記者による業績予想は、四季報編集部の厳しいチェックを経たうえで四季報予想として発表されるので、完成度の高い予想になっているのです。


株価の割安感を示すPERの数値は変化する

目当ての銘柄を見つけたら株価の割安感を示すPERを確認しましょう。


PERは「時価総額÷純利益」で算出されます。現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PERの数値は、低いほうが株価は割安と判断されます。


PERを確認し、現在の株価が割高だったとしても、業績修正によってPERの数値は変化します。


まとめ

まとめ

会社が業績予想を修正する前に、四季報の業績予想マークを見つけることができれば、株価が急騰する銘柄を購入するチャンスを得られます。


会社計画は、売上高の予想が10%以上、営業利益・経常利益・純利益が30%以上変動することがわかった時は、速やかに業績予想修正を発表するルールが課せられています。

四季報の業績予想マークみれば、その会社の出す業績修正を先取りすることもできるかもしれません。



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