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転売ヤーに追い風!?アマゾンが出品者向け割安配送を開始

転売ヤーに追い風!?アマゾンが出品者向け割安配送を開始

アマゾンジャパン(東京・目黒)はヤマトホールディングス(HD)と連携し、自社電子商取引(EC)の出品者向けに割安な配送サービスを始めます。

アマゾンへの国内出品者は楽天など他のECと掛け持ちで利用することも多いです。

出品・出店者を囲い込もうと、EC間で配送サービス競争が激しくなっており、これに対応する動きです。






アマゾン「中小事業者のビジネスを支援したい」

アマゾン「中小事業者のビジネスを支援したい」

国内でアマゾンに出品する中小事業者は約16万社に上ります。

出品者が配送業者を手配する場合、ヤマトが特別運賃で配送する枠組みを整えました。

2021年10月5日に開催した出品者向けのオンラインイベント「Amazon ECサミット2021」内で明らかにしました。


外部事業者が出品する「マーケットプレイス」の出品者向けに今年度中に始まります。

イベントには新サービスで連携するヤマトHDの長尾裕社長も参加し「4000カ所の営業拠点と6万人のドライバーをフル活用し、中小事業者のビジネスを支援したい」と話しました。


出品者がヤマトを選べば、特別料金で配送

出品者がヤマトを選べば、特別料金で配送

アマゾンが扱う商品配送は、
(1)商品をアマゾンの物流センターに預け、大半の作業をアマゾンが手がける「フルフィルメントサービス」
(2)出品者が自前で配送業者を選んで手配――の2種類があります。

今回は(2)について、出品者がヤマトを選べば、同社が特別料金で配送します。


特別料金は通常の宅配便のサイズで436円からです。前月の出荷数に応じて変動します。

アマゾンとヤマトは料金体系を公表していませんが「割安になる」としています。


アマゾンとヤマトが関係を強化

アマゾンとヤマトが関係を強化

アマゾンとヤマトは以前から協業関係にあります。

一時期はヤマトの人手不足でアマゾンの取り扱いが減りましたが、今回、関係を強化し、新サービスに乗り出す格好です。

アマゾンには、新型コロナウイルスの感染拡大以降、激しくなるEC間の競争で優位を保ちたい意向があるようです。


特にECの根幹業務といえる配送を巡る競争が激化しています。

足元では配送・物流サービスの強化を目指し、EC大手と物流業者が「連合」を組む動きが目立ちます。


楽天グループは21年7月に日本郵便と共同出資会社を設立。全国をカバーする日本郵便の配送インフラと、自社の物流網を組み合わせた配送サービスを構築する狙いがあります。


Zホールディングス傘下のヤフーは自前の配送施設を持っておらず、サービス強化のため、ヤマトとの連携を深めます。

ヤマトが専用の物流拠点を設け、一括配送を請け負う体制を整えています。ヤフーは24年度までに、ほぼすべての商品を注文翌日までに配送する目標です。


アマゾンはヤマトとの関係を強化して対抗します。

それでも、今回のアマゾンのサービスをヤマトがヤフー向けに提供する一括配送サービス(全国一律420円から)と比較した場合、4%程度高いです。


物販系の市場規模は拡大の一途

物販系の市場規模は拡大の一途

経済産業省によると、国内ECの物販系の市場規模は20年に12兆2333億円と前年比21・7%増、13年比で倍増しました。


オンライン販売が幅広い企業で当たり前となるなか、足元では、ECを使う事業者による掛け持ちでの利用が増えています。

EC間のサービス比較も容易になってきており、配送を巡る競争軸がより重要になりそうです。







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