投資の知識

【ウォール街の相場格言】投資の心得に関する格言17選【パート1】

【ウォール街の相場格言】投資の心得に関する格言32選

この記事では、「ウォール街で使われている、投資の心得に関する格言」について解説していきます。


株式投資は厳しい世界です。

心構えを持って臨まなければ、相場に右往左往することになり、遅かれ早かれ退場することになります。


この記事を読めば、投資の心得を知ることができます。


 

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誰でもよい機会を与えられなかった者はいない、ただ捉えられなかっただけである

誰でもよい機会を与えられなかった者はいない、ただ捉えられなかっただけである

投資の世界に関して言えば、誰にでもチャンスは平等に訪れます。

ただ、そのチャンスに気付く人もいれば気付かない人もいます(気付かない人が圧倒的に多い)。

それに気付いても、そのチャンスを活かす人もいれば、全く行かせない人もいます(活かせない人が圧倒的に多い)。


チャンスを活かすためには、普段からチャンスを活かせるように心やお金の準備をしておき、そのチャンスがやってくるのをひたすら待ち続けることです。

「幸運の女神は前髪をつかめ」という格言があるように、絶好のチャンスがやってきたらためらうことなく、そのチャンスをつかんで離さないことです。


ぐずぐずしていると、あっという間にチャンスは去っていきます。


お金は儲け(儲け話)の方に流れる

お金は儲け(儲け話)の方に流れる

お金は少しでも有利な儲け話の方へ流れていきます。

タンス預金よりも少しでも利回りの高い金融商品、あるいは値上がりが期待できる株式などへとです。


Money follows earnings


相場(儲け)に王道なし

相場(儲け)に王道なし

イギリスの格言「学問に大道なし」をもじった言葉です。


相場には、こうすればいつでも必ず勝てるという必勝法はありません。

ただし、勝つ確率を高める方法はあるので、そのような方法で勝つ回数を高めるのが得策です。


There is no royal road to investment(earning)


必ず儲かる方法はまだ発見されていない

必ず儲かる方法はまだ発見されていない

こうすれば誰でも確実にもうかるという方法は、まだ発見されていません。

もしもそんな方法が見つかったら、世の中は金持ちだけで、貧乏は一人もいなくなるのですが…。


「大底で買って、天井で売る」「安値で買って高値で売る」というのは、株式投資の必勝法ではありますが、誰にでもできることではありません。

投資家の多くはその逆のことをして失敗しています。


相場に必勝法はないが、多勝法はある

相場に必勝法はないが、多勝法はある

株式投資で必ず勝てる方法はないが、勝つ回数を増やしたり確率を高めたりする方法はあります。


相場が歴史的な安値圏に落ち込んでいる時に思い切って買うこと、相場が長い下げ相場から上げ相場に転換したときに早めに株を買うこと、将来、高成長が期待できる銘柄に投資すること、過去10年ほどの株価と比べて高値圏にある銘柄には手を出さないこと、などなど、成功する可能性が高い投資法は少なくありません。


先手を取れ、そうすれば君は勝てる

先手を取れ、そうすれば君は勝てる

「先手必勝」「先んずれば人を制す」の英語版です。


恐くて、誰も買えないような安値圏・底値圏で買って、みんなが積極的に買ってくるようになった頃に売れば、株式投資で大きな成果を得ることができます。


Take the lead, and you will win


無難な作戦は儲けも少ない

無難な作戦は儲けも少ない

業績が比較的安定しており、倒産するリスクがほとんどなく、配当も比較的安定している銘柄に電力、ガス、私鉄などの公共株があります。

このような無難な銘柄は、リスクも少ない反面大きな値上がりも期待できません。安全な株で堅実な投資を行えば、儲けは少なくなるのです。


多少、業績変動のリスクはあっても高成長が期待できる銘柄に投資した方が、上手くいったときの儲けも大きくなるのです。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という格言はそのことを上手く表しています。


「話」に投資せず、「物」に投資せよ

「話」に投資せず、「物」に投資せよ

米国の経済評論家、ハーバート・カッソンの言葉です。

噂などの話を聞いただけで投資するのではなく、実物・実態をよく見て投資せよ、という意味です。


株式市場などで流れる好材料、悪材料の噂話は、かなり誇張し、過大評価されて流れることが多いです。

このような噂話は話半分(あるいはそれ以下)に聞き流し、その材料が企業業績や株価にどの程度、影響を与えるのかを冷静に判断した方がよいでしょう。


気になる噂を聞いたら、その上場会社の広報室に電話して、噂が本物かどうか、本物なら業績にどの程度の影響が出そうかを聞いてみるとよいでしょう。

市場での評価と当事者である会社の評価に、大きなギャップがあるのに驚かされることが多いはずです。


トレードの計画を立て、計画通りにトレードせよ

トレードの計画を立て、計画通りにトレードせよ

株式投資をする場合には、事前に計画を立て、その計画通りに投資した方が成功する確率が高いです。

行き当たりばったりに投資すると、相場に振り回されて失敗することが多いです。


例えば、持株が目標値まで値上がりしたのにもっと値上がりしそうな気がして、売却を先送りしているうちに、株価が急落して売り損ねたりします。

また、買いたいと思っていた銘柄が買い目標値まで値下がりしたのに、もっと値下がりしそうな気がして買いを先送りしているうちに株価が上昇時転じて買いそびれることがあります。


こんな時には、最初の計画(目標)通り売り買いするのが正解です。


Plan your trades, trades, Trade your plan


最初の損は最良の損

最初の損は最良の損

株式投資の初心者が早い段階で失敗して、相場の厳しさを痛感するのは良いことです。

相場の恐さ、厳しさを知ることによって、投資に慎重になると同時に一生懸命勉強して、その道を究めようと努力するようになるからです。


初心者がたまたま株式投資で成功することを「ビギナーズラック」と呼んでいます。

ビギナーズラックを実力と勘違いして、相場を甘く見るようになると後で大きな失敗をして「もう二度と株式投資などしたくない」というほどの大きなダメージを受けることになります。


The first loss is the, /Your first loss is your best loss


大衆はトレンドが継続している間は正しいが、トレンドが終わると間違う

大衆はトレンドが継続している間は正しいが、トレンドが終わると間違う

上げ相場も下げ相場もトレンド(方向、傾向)は一定期間続くため、トレンドが続いている間は一般投資家も失敗しません。

しかし、上げ相場も下げ相場もトレンドが終わると、別のトレンドに変わるため、一般投資家は予想を間違えるのです。


トレンドが大きく変わる時は、投資のチャンスですが、このチャンスを活かせる投資家は少ないです。


The crowd is right during the trend but wrong at both ends


相場では熱狂するな、平静になれ

相場では熱狂するな、平静になれ

相場では熱狂してはならない、常に心を平静に保て、という意味です。

熱狂して頭に血が上がると、冷静な判断ができずに失敗することが多くなります。


剣豪・宮本武蔵は「平常心」の大切さを唱えています。


Don't get mad, get even


相場に過去はない

相場に過去はない

「あの時、A社の株を買っていたら今頃は資産が何倍にも殖えていたのに…。」「あの時、慌てて売らなければ、もっと大きな値上がり益が得られたのに…。」などと、ぼやく投資家が少なくありません。

だが、いくら過去のことを振り返っても、投資にプラスになることは少ないです。


投資家にとって大事なことは、現在と将来のことです。

現在の資産を将来、大きく殖やすためには今、何をしなければならないかを真剣に考えることことが投資家によって何よりも大事なことです。


過去の栄光は、何の価値もない

過去の栄光は、何の価値もない

過去にどんなに巨額のお金を株式投資で稼いでも、そのお金の大半を失った後では、ほとんど何の価値もありません。


現在、未来の栄光には価値があるが、過去の栄光には何の価値もない。

過去の栄光に価値があるとすれば、老人が過去の思い出に浸るぐらいでしょう。


ウォールストリートには無料(ただ)のランチはない

ウォールストリートには無料(ただ)のランチはない

ウォール街(米国の証券街)でランチ(株式投資)を楽しむためには、お金(元手)が必要です。

無料で楽しめるランチはありません。


さまざまな料理(業種)ごとに数多くのメニュー(銘柄)が揃っていますが、その中には割高な料理もあれば、割安な料理もあります。

どのメニューをいつ選ぶかは投資家の好みとフトコロ具合次第です。

そして、どのメニューを選ぶかによって投資家のフトコロに大きな影響を与えるのです。


There is no free lunch on Wall Street


大玉を張ることを誇りとするなかれ

大玉を張ることを誇りとするなかれ

大玉(おおぎょく)を張ることを誇りとするなかれ。


一度に大金を投入して相場を張るべきではない。予想が外れると巨額の損失が出て、大きなダメージを受けるからです。

「相場の上手な人は、常にキャッシュポジション(現金比率)を多めに持っている」という相場格言もあります。


投資資金の大半を株式に投資すれば、上手くいけば大儲けできますが、予想が外れると大損します。

しかも、相場が大暴落して歴史的な安値を付け、絶好の買い場がやってきても投資資金(現金)が残っていなければ、絶好の買いチャンスを活かすことができません。


大玉は失敗、小玉は成功

大玉は失敗、小玉は成功

大玉は失敗、小玉(しょうぎょく)は成功。


一度に大金を投入して相場を張ると、失敗することが多いですが、資金を分けて少しずつ相場を行えば成功することが多いです。

投資の基本は集中投資より分散投資です。


分散投資にはいろいろな業種のさまざまな銘柄に分散投資することのほかに、時間を分散して投資するという意味もあります。


今はかなり安値で株式投資の絶好のチャンスと思っても、相場はさらに大きく値下がりして、もっと大きなチャンスが訪れるケースがあります。

そのためにも、投資資金はどんな場合にも使い切ることなく、何割かは常に残しておくべきなのです。



【株・FX】相場の格言を知りたい人におすすめの本4選【2024年版】

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