四季報

株式投資で勝つには、市場全体のトレンドを読むべき


投資ミドル
株式投資で利益を上げるにはどうすればいいの?
割安株を選んでいるのに、なかなか勝てない。


このような人のために記事にしました。

株価はさまざまな要因で上昇したり、下降したりします。その原因の一つを解説していきます。


市場全体のトレンドを読む必要性

株式投資で勝つためには、投資対象の業績予想や財務指標などのファンダメンタルズ分析やチャートなどのテクニカル分析とともに、株式市場全体のトレンドを読むことが大切です。


業績やチャートがいい銘柄であっても、マーケットが崩れると、影響を受けて売られてしまうことがあります。

また、対象企業の業績がよくても、ほかにもっと業績のよい会社があれば、株式市場の関心はほかに移ってしまいます。


対象銘柄をしっかりチェックすることも大切ですが、市場や業界、そのほかの銘柄を知ることも重要です。


四季報 3つの特集で市場のトレンドを読む

会社四季報の巻頭に掲載されている、3つの特集で市場全体のトレンドを読むことができます。

①:今号のポイント
②:【見出し】ランキングで見る業績トレンド
③:業種別業績展望

それぞれわかりやすく説明していきます。


①:今号のポイント

今号のポイント

市場全体のトレンドを読むうえで、まず参考にしたいのが「今号のポイント」です。


「令号のポイント」では、四季報編集長が上場会社全体の業績や業種別の業績動向、業績予想の前提となるマクロ経済や為替レート、各号の注目点について解説しています。


令号のポイントの「市場別決算業績集計表」は、今期・来季の2期の業績予想を集計しています。
市場別決算業績集計表では、市場全体と1部、2部、JASDAQ、東証マザーズなどの市場別に前期比増減率を掲載しています。


また、市場ごとの、売上高、営業利益、経常利益、純利益を記載しています。


情報を細分化することによって、上場市場別のトレンドをひと目で読むことができるようになっています。


②:【見出し】ランキングで見る業績トレンド

【見出し】ランキングで見る業績トレンド

「【見出し】ランキングで見る業績トレンド」で、市場のトレンドを読むことができます。


【見出し】ランキングは号によって内容が異なっており、「春号・夏号」と「秋号・新春号」で分かれています。


それぞれわかりやすく説明していきます。


「春号・夏号」の内容

「春号・夏号」では主として前期実績との比較でつけた見出しについ集計をしています。


【最高益】【続伸】などのポジティブワードが見出しランキング上位を占める場合は、市場全体が好調な予想をしています。

一方、【減益】【続落】などのネガティブワードが見出しランキングを占める場合は、市場全体が不調な予想をしています。


「秋号・新春号」の内容

「秋号・新春号」では、前期実績の比較とともに前号と比較した見出しが増えています。


【増額】【上方修正】など前号予想と比べて営業利益が増えていることを意味する「見出し」が増えれば、業績は拡大局面にあります。

一方、【減額】【下方修正】など前号と比べて業績が悪化する「見出し」が増えると、業績が悪化していることを表しています。


③:業種別業績展望

業種別業績展望

「業種別業績展望」では、業種別の業績予想を集計しています。


ここでは、建設業や化学、輸送などの東証33業種に基づいて、業種ごとに売上高、営業利益、経常利益、純利益の前号に比べた増減率と「前期実績・今期・来季予想」の3期分の前期比増減率を記載しています。

拡大基調・縮小基調にある業種をひと目で判断することができます


個々の会社を見る場合、全産業や業種と比べることで、その会社の強さと弱さが見えてきます。

業種全体が低迷している中、高い成長を続けているのであれば、何かしら特徴を持っているのです。


まとめ

株価は市場全体の値動きに連動することが多分にあります。

株式投資で利益を上げたければ、市場トレンドが上昇基調の時に株を購入すると利益を上げやすいです。


会社四季報の、「今号のポイント」「【見出し】ランキングで見る業績トレンド」「業種別業績展望」を見れば、市場全体のトレンドを読むことができます。

会社四季報が初めての方には、コチラの記事をおすすめします。






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