この記事では、「ファンダメンタル分析が分かるようになるおすすめの本」を紹介していきます。
ファンダメンタル分析ができるようになると、割安株を見つけることができるようになり、株式投資で利益を上げることができるようになります。
企業分析というと難しいイメージがありますが、これから紹介する本を読めばそのイメージを覆すことができ、新たなスキルを身につけることができます。
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株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版
Amazonの「ファンダメンタル分析の本」で大変な人気となっている一冊です。
本書は2012年の初版から6年間、企業業績をもとにした銘柄選びのバイブルとして、投資初心者からセミプロまで、幅広く支持され続けています。
今回の改訂で、ファンダメンタル投資の教科書として、これから先も長く使える一冊になりました。
すべての個人投資家に知っておいてほしい基本を網羅。有力個人投資家からの口コミで高く評価されている一冊です。
日本株で儲けたい人にとくにおすすめです。
レビュー・口コミ
書かれている内容は基本的なことばかりなので、株中級者にとっては当然の内容かも知れません。しかし、これから株を始める人にとっては是非おすすめの一冊です。
本書では、PERやPBR、ROEといった株で使われる基本的な指標を分かりやすく解説しており、何となくで理解していたことが、ちゃんと理解できるようになります。
ただ、著者の視点から良い株・悪い株の見極め方を示していますが、個人的には決してその内容を全て踏襲して投資を行う必要はないと思います。
あくまでどのような指標に着目し、どのような指標に目を瞑って投資を行うのか、そういった着眼点を磨く第一歩として本書を活用するのが有効かと思います。
具体的な会社名と、チャート、決算をもとに、将来の成長性を予測する方法が記載されています。
PBR、PERなどの基本的な用語の意味から、割安株、割高株の判断方法など、具体的な記述が多く、とても面白く読むことができました。
後半には、チャートからトレンドを判断する方法も掲載されており、損切、利確のタイミングも具体的な基準で記載されており、好感がもてました。
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よく見かけるけど、意味を理解していないようなPERやPBRといった単語や損益計算書、貸借対照表などの見方を図を交えながらわかりやすく説明している。
初心者向けとしてよくウォール街などの根本的な考え方の本が説明されるが、インデックス投資を目指さない限り、そういった本からは実用的なものは学べない。
初心者でも分かり易い。ベテランでも教える時に改めて参考になる。
決算書を使った分析方法についての書籍は山ほどあります。詳細はファイナンスの本でいくらでも勉強できます。
本書で良いなと思ったのは、買い方・売り方について説明されているところです。
どんなタイミングで買って、どんなタイミングで売るか?
一番重要なのってまさにその部分だと思うんですよね。
メルカリなどの有名銘柄も題材となっていて、とても参考になりました。
¥1,515
(2024/12/02 21:09:07時点 Amazon調べ-詳細)
機関投資家だけが知っている「予想」のいらない株式投資法
世界で実績を残してきた投資家は、将来の動向よりも、企業の実績を重視しています。
機関投資家が行う一見難しそうな投資アプローチを、個人で簡単にできるノウハウに落とし込んだのが本書です。
機関投資家の投資判断がわかるとともに、10倍株銘柄の選別法、売り時・買い時の見極め方も5つのポイントでわかる画期的な1冊です。
レビュー・口コミ
最近読んだ中では、非常に有益で、さすがプロ投資家が書いた書籍です。
たまたまの上昇相場で財を成したブロガーやユーチューバーの本とはレベルが違います。
序章でPERとPBRが理解できればよいという意味のことが書かれていますが、小難しい計算式などもあり、初学者には少々難しい内容もあります。
今回、この本でROEの重要性を再認識できました。
株式経験者であれば、読んでみる価値あり、とてもお勧めの書籍です。
スクリーニングというと株式投資の始めの人にはピンとこないものかもしれませんが、株式投資をしばらくすると、どの銘柄を選べばよいか迷っていまう人も多いかと思います。
その際に、自分の基準で銘柄を絞り込んでいくのですが、その方法について順を追って書かれています。スクリーニングは人それぞれなので、今回の方法もその一つとして考えればいいかと思いますが、業績を基準とした方法が理解しやすかったです。
また、銘柄を絞り込んだのちに「いくらで買って、いくらで売るか」というのは投資家にとって最も関心がある内容かと思いますが、投資家にとってなじみのあるPERとPBR、そしてROEを切り口にその扱い方をグロース株とバリュー株という切り口とはやや目線を変えて説明してくれているところが新鮮でした。
銘柄の事例も数多く、機関投資家のアプローチが参考となる本でした。
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個人的には株式投資をしたことはないのですが、いろいろな場面で意思決定をする訓練をする際に株式投資が良いのではと思っていたところに、書店で本書のタイトルが目に入ってきました。
プロ投資家の意思決定の順番がどのようなものかを知りたくて読み進めていきましたが、それがいかに論理的なものであるかが良く分かりました。
世の中は情報があふれ、どの情報を選択し、自分の意思決定に活用するかに迷っていたところはありますが、株価という対象に対してプロがどう情報を活用するかがとても良く分かりました。
株式投資初心者にも理解出来るような分かりやすさがありながらも、専門性に富んだ内容でとても勉強になります。何度も読み返して自分のものにしたいです。
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(2021/12/24 23:18:53時点 Amazon調べ-詳細)
外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析の手法と実例
個人投資家向けに紹介するには難易度の高かったファンダメンタル分析の手法を、現役・外資系運用会社アナリストの著者が、ケーススタディを通して徹底解説しています。
実在の企業を取り上げて、著者がスクリーニングからバリュエーションまでの全てのプロセスを公開しているので、プロの株式分析手法が手に取るようにわかります。
- 徹底的な企業分析で、誰も気づかなかった優良株を発掘できる
- 5年後を見据えた長期視点の株式投資だから、リターンの大きさが全然違う
- ファイナンス理論との整合性の高いファンダメンタル分析で本格的な分析が可能
など、投資のプロ集団である運用会社アナリストの投資手法を学ぶことで、今までの投資とは一味違う、ワンランク上の株式投資スキルを身につけることができます。
レビュー・口コミ
自分は長く相場の世界にいましたが、相場をやる上においては、儲けるという「結果」が大事なのは論を待ちません。
しかし、そこに至るまでの自分の相場観を、自分で考えて形成する「プロセス」にも価値があると考える人にとっては、本書は非常に価値のある一冊だと感じました。
証券アナリスト試験に出てくるような理論的な話から始まって、それを実際の投資の現場に応用するところまでが、豊富な事例を通して網羅してくれています。
短期的なハウツー本でないだけに、かえって時代に変化に左右されず、長く使える入門書の類に入ると思います。
自分も駆け出しの時代のこのような本に巡り合えたらよかったと思わせてくれる内容でした。
同じ業界で働かせていただいています。
株式関連の本を多々読んでいても、わかりやすく内容の濃い本にあまり出会わないが、この本はしっかりと腑に落ちる本だと思います。
証券アナリストで学ぶ理論から始まり、DCF等のバリュエーションの考え方、業績モデル作成を実例を踏まえて書いてくださっているので、大変助かります。
初め少し理論的な内容が多いので、典型的な金融系の本かと思い読むのをやめそうになりますが、最後まで読んでみるべき。
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本書は、個人投資家向けに株式投資におけるファンダメンタルズ分析の方法を紹介したものである。運用会社の現役アナリストが実際に使っている、業績予想の作成手順とバリュエーションの方法を解説する実務的な内容だ。特にバリュエーションの算定においては、将来の見込み配当を基に株式価値を算出する、DDM(Dividend Discount Model、割引配当モデル)という方法を採用しており、これが本書の大きな特徴となっている。
DDMは「本質的な株式価値は将来の配当額の現在価値の総和である」との考え方を取る。株主が受け取るキャッシュフロー(配当)に注目し、企業価値を推定することなく株式価値を直接求めることができる手法である。
株価の評価手順だが、まずは企業のビジネスモデル、過去業績の推移、利益構造などを分析し向こう5年分の将来業績を予想する。そしてそれをベースにDDMによるバリュエーションを行う。具体的には、5年目までの予想配当、株主資本コスト、6年目の予想純利益、5年目のPERの4つの値を算出して行うというものだ。
所々に記載される、実務家ならではの見解が興味深い。株主資本コストの算定は、8%~6%を軸にリスクの高低で「鉛筆をなめて」決めることが多いという。またPERの算定にあたっては、各企業の成長率や成長ポテンシャルから「大型株や安定成長株」と「中小型株や成長株」に分けて考え、解説してくれる。
株式分析とは何かという説明から入り、以下理論、実践へと解説が続く。初歩的な内容もあるが、本書は実際に株式投資の経験を持つ人が対象となるだろう。DDM は初めてお目にかかる理論だったが、分かりやすく使いやすいものだとの感想だ。理論と共に実践的な分析手法がふんだんに紹介されていて、ファンダメンタルズ分析重視の株式投資家の方にとっては非常に役立つ1冊となるだろう。
非常に「誠実な本だなぁ」という感想です。
著者は、モデルや理論の限界を認めています。
例えば、パラメーターとして永久成長率の代わりにPERを使うことを説明していますが、正直に「PERの方がまだマシだから」と話します。
この手の「モデルを使って数字を弾きましょうよ」で悩ましいのが、「完璧に現実を表現できるモデルは存在しない」ということ。
いずれの方法論も一長一短があり、制約が多い中で「マシな」ものを取捨選択していくしかない。
そして何より重要なのは、出した答えと現実を比べて「なぜ両者にギャップが発生するのか?」を自問自答すること。著者は、業績予想とバリュエーション、現実の株価を往復して比較検討することで、「株価には何が織り込まれているのか?」「見落としはないか?」を問うことを勧めている。
こうしたプロセスを通して、より「マシな(妥当な)」解に近づいていくのだと思います。
実務では非常に制約が多い中で、「はよ数字出せ」とケツを叩かれ、間違っていれば「なにやっとんねん!!!!」と頭を叩かれます。私は著者と畑は違いますが、どことなく親近感を感じます。
そんな理不尽な現実で役に立つのは、「正しいけど機能しない」精緻な理論よりも、本書で紹介するような泥くさい(?)方法論であることが多く感じます。
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(2024/12/02 21:09:08時点 Amazon調べ-詳細)
運、タイミング、テクニックに頼らない!最強のファンダメンタル株式投資法
この本を読めば、勝てる投資家は何を考え、どういうプロセスで銘柄を決めているのかを知ることができます。
株主優待株はもちろん、割安株、成長株についても解説しています。
また、IR発表などから儲けのネタを見つける具体的方法も紹介しています。
ファンダメンタル投資の基礎から深いところまで真剣に学びたい人にピッタリの一冊です。
レビュー・口コミ
株投資に真摯に向き合って来た著者の人柄が感じられ好感が持てました。
自分もゆっくり間違いながら、投資に向き合って行きたいと思いました。良い本に出合えました。
私自身、簿記を学んだことがあり、株式投資を実際にしていますが、財務諸表の読み方が未熟だと感じていたので、購入しました。
作者の方の視点がわかりやすく解説されており、とても勉強になりました。
筆者のブログを見て考えに共感した為購入。
友人も購入しており、友人はこの本から自分のルールを作り、高い戦績を保っている。自分もこれに近いルールを作っていくつかの銘柄で儲けることができた。
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財務と株式投資をつないでくれる本はありそうで中々なかったのが現実です。本書はそれが果たされており、著者の「勉強したうえで自分で考え、実際に行動してほしい」というメッセージ・息づかいがあちこちから伝わってくる良書です。
私は、株式投資でもその他のことでも、成功するためには、「他の人がまだやっていなくて、価値があることをやること」、「そのために考え、変化を読むこと」、「それを続けること」が必要だと思っています。似たような考えが著者から伝わってきて、嬉しい気持ちになりました。
著者の人間力が生み出すメッセージがこの本の良いところでもありますが、やや勿体ないと感じた部分が1点だけあります。
ほぼ最終ページに近いところで、損切りの基準について質問する人たちを批判している部分です。気持ちは分かりますが、著者なら「ここまで読まれた方なら、機械的に損切りのラインを決める必要はないと考えるのではないでしょうか。それよりも自分で考えたストーリーが崩れていないかどうかを確かめることが大事なのです」のように書けるはずです。もしくは、もっと初めのほうで、「損切りについて質問される方は非常に多いですが、本書を読み進めていくうちにそういった疑問も解消されると信じています」のように書いても良いのではないでしょうか。疲れてしまうような質問をたくさん受けるのも、著者が有名人だからでありますし、逆にみんなが著者のような上級者ではないから、本の価値があるのだと考えます。実際、一昔前の投資本は「損切りは生き残るために必須!」と書かれたものが多かったです。また、実際に損切りが出来ず(地合いの悪化などを受けて)含み損が拡大してしまう方が多いのも事実でしょう。ここの部分は、残念ながら少し言葉が汚いと感じました。それだけが残念でした(ただ、もちろん個人的に感じたまでです。他の方はそれほど気になっていないかもしれません)。
全体的には、1,600円ではあまりにも安いと感じる、素晴らしい内容だと感じました。知識も増えましたし、著者と考えが近い部分については自分の考えに自信を持つことも出来ました。ありがとうございました。
珍しい本です。
手の内、考え方を明かさないのが多いとわたしは思います。
この作者はPERとPBR、株主優待、分割、増資の意図、簡易な財務諸表に的を絞り、購入方針を話します。
取引期間はデイトレードでなく、短期でなく、長期でもありません。
PER、PBR、株主優待にまずは的を絞り、利回りをベースに検討する重要性を非常に簡単、平易な論理で説きます。
平易ではあるが、その解釈方法は奥が深い。だから各人の応用、解釈が重要。
例えばヴィレッジヴァンガードの優待改悪に際して優待品の実売価格に比してPERの妥当性と簡単なBS、PLの見方で難を逃れ損切りします。
もちろん必ず成功するかどうかはわかりません。
本書は日本独自の株主優待という制度を筆者の経験を元に、一つの基本的な考え方を提示します、
今までの私個人の漠然と行ってきた売買手法を確信、裏付けてくれた良書だと思います。
残念なのは前書と内容が酷似していることです。
もっとノウハウをトッピングすれば、もっとよくなると感じました。
しかしながら、このような儲け話の本に対しては、「そもそも儲けるノウハウは黙って自分で稼ぎ、本で全て開示するはずがない。」という思いをもたれる方が多数だと思いますので、本書評は話半分で聞いてください。
¥1,760
(2024/12/02 13:44:52時点 Amazon調べ-詳細)
真のバリュー投資のための企業価値分析
タイトルにあるように、この本はバリュー投資で成功するために書かれたものです。
バリュー投資とは、現在の株価がその企業の利益水準や資産価値などから判断して割安にあると考えられる銘柄を買い付ける手法です。
株式投資で利益を上げたい人におすすめの本です。
レビュー・口コミ
すごく良い本だった。
バリュー投資家はピンキリだが、本書の著者は間違いなくガチな人なのだろうと思う。
私自身はグロースやカタリストのあるトレードを行うことが多く、バリュー投資はあまりやらないが、それでも非常に勉強になった。
いわんや、バリュー投資に関心のある方は読んだほうが良いと思う。
巷の安っぽい株投資本とは一線を画す、企業価値分析のノウハウが惜しみなく書かれた素晴らしい「秘伝の著」。
「企業価値は複利で成長する」と言う視点を学ぶことができます。
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そもそも巷に流布して使われているグロース株とかバリュー株という言葉は定義も曖昧で、実質的な意義を見出せない。バフェットに源流が求められるような、本書で紹介されている企業価値分析に基づく手法を、”真の”バリュー投資と言わなきゃならなくなっているのはこの点にあると思います。
バフェットは長期投資家と有名ですが、そのバフェットですらストックピッカーとしては必ずしも最優秀ではないと客観的に見ている点。そして、投資と投機を分ける決め手は時間軸ではない、という点には賛成します。この本を読むと、株価を見るのではなく、いの一番に企業の何をみるべきなのか?高い配当をせびったり、理不尽な要求をする投資家に迎合することが企業価値を損なう理由もよーく理解できます。
さらっと読み流すと行間ににじむ著者の実務家としての凄みはわからない。しかし、一言一言、言語化されているのは、実務を通じて、職人技のような練り上げられた企業の分類・分析力を踏まえてのもの。バリバリのプロフェッショナルが実務に当たって、情報を系統立てて整理するフレームワークを有しているのかを垣間見ることができようものです。
¥2,420
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