投資の知識

日経平均株価とは 5秒で動く日経平均をわかりやすく解説

日経平均

日経平均株価を詳しく解説します。

日経平均株価は日本を代表する225の銘柄の平均値ということは知っていると思いますが、日経平均の「歴史」や「選定の基準」「TOPIX」との違いなどもわかりやすく解説していきます。


日経平均株価とは

日本経済新聞社が日々算出、公表している株価指数です。


東京証券取引所の第1部上場銘柄から市場流動性の高い銘柄を中心にセクター(業種)間のバランスに配慮して選定した225銘柄の平均株価です。


日経平均株価とは、日本経済新聞社が発表する株価指数のことで、東証1部上場銘柄のうち、代表的な225銘柄をもとに計算されています。日本の株式市場の大きな動きを把握する代表的な指標として用いられ、投資信託や先物取引などの商品にも利用されています。

引用:SMBC日興証券


日経平均株価 なぜ225銘柄なのか

日経225が始まった、当時の詳しい経緯は不明となっています。

1950年から日々算出されているため、詳しい経緯は不明ですが、指標性を保つために、売買高の多い銘柄を全業種からバランスよく選んだ結果225という銘柄数になったといわれ、特別な意味はないと言われています。


いまでは「日経225」「Nikkei225」との通称で世界中で広く認知されているため「225銘柄数」を変えずに使っているようです。


日経平均株価に選定される対象は

東京証券取引所第一部に上場する銘柄で構成されています。

  • 日本を代表する銘柄
  • 市場流動性の高い銘柄
  • セクター(業種)間のバランスに配慮

これらを総合的に判断します。

必ず225銘柄で計算されるわけではない

225銘柄で計算するのが原則ですが、225銘柄に満たない銘柄数で日経平均株価を算出することがあります。この場合は、除数を調整することで指数としての連続性を維持しています。

  1. 経営破綻が突発し、銘柄除外はすみやかに実施したが、銘柄の補充は一定の日数をおいて実施する場合

  2. 経営再編で持ち株会社を設立するため当該銘柄が上場廃止後、短期間でその持ち株会社が上場し、当該新会社を採用する場合

上記のケースの場合、225銘柄に満たない数で算出します。

日経平均はいつから算出しているのか

日経平均株価は1950年9月7日から算出を開始しています。


当時は東京証券取引所が算出し、「東証修正平均株価」として公表していました。
東証の東証株価指数(TOPIX)算出開始に伴って、1970年に日経グループがその算出を引き継ぎ、現在に至っています。


日経平均は5秒間隔で算出されている

現在、日経225は5秒間隔で算出されています。

その日の始値は午前9時00分05秒の値です。5秒間隔での算出は2017年7月18日から行われています。

1985年から2009年までは「1分間隔」

2017年7月14日までは「15秒間隔」でした。


日経平均の値はどうやって計算されるのか

各構成銘柄の株価を「みなし額面」で旧50円額面水準に修正し、当該修正済み株価を合計して「除数」で割って算出します。

値は小数点以下3位(厘単位)を四捨五入し、小数点以下2桁(銭単位)までとします。

ある構成銘柄の修正株価=同銘柄株価×(50÷同銘柄のみなし額面)
日経平均株価=全構成銘柄の修正株価合計÷除数

みなし額面とは

株式の額面制度は2001年10月施行の商法改正で廃止となりましたが、廃止後も引き続き多くの銘柄は50円、500円、5万円などの旧額面水準をもとに株価形成されてきました。


例えば、単元株制度を採用せず1株単位で取引されていた(旧5万円額面相当の)銘柄と、単元株が100株または 1000 株の銘柄では株価水準が大きく異なっていたため、そのままの株価で日経平均 の計算に用いることは適切ではありませんでした。


このため、額面制度の廃止以降、旧来の額面制度を引き継いだ「みなし額面」を各構成銘柄に設定し、各構成銘柄の株価を旧50円額面に換算して、日経平均の算出に用いています。

日経平均株価 銘柄の定期入れ替え

日経平均株価は、構成銘柄の市場代表性を保つことで、指数としての指標性や連続性を維持しています。

この市場代表性を年に一回点検し、日経平均株価の構成銘柄を見直すのが「定期入れ替え(定期見直し)」です。

日経平均株価 銘柄の入れ替えはどういう時にあるのか

構成銘柄の入れ替えには、年1回、日経が定期的に実施する「定期見直し」による入れ替えと、上場廃止など構成銘柄に欠員が生じる場合に不定期に銘柄を補充する「臨時入れ替え」があります。

日経平均株価 定期入れ替えはいつなのか

定期見直しは、毎年1回、秋に実施します。

見直しの結果は事前に発表し、原則として、10月初めに入れ替えを実施します。

見直しの結果、入れ替えの生じない年もあります。 定期見直しでは、市場流動性とセクターバランスを測ります。セクター間の銘柄の過不足を考 慮しながら、売買の活発さや安定度(市場流動性)の高い銘柄を採用し、低くなった銘柄を除 外するのが基本的なルールです。


日経平均株価 銘柄の選定はバランスをとる

日経平均6つのセクター

日経平均株価の構成銘柄の定期見直しでは、セクターという概念を用いています。


電気機器や自動車、商社、銀行といった36の業種分類を、技術、金融、消費、素材、資本財・その他、運輸・公共の6つのセクターに集約しています。

年に1回、10月に行う定期見直しの際には、それぞれのセクターに属する銘柄数がうまくバランスするように除外・採用を検討するルールになっています


日経平均株価 臨時入れ替えがある

構成銘柄が経営破綻や経営再編で上場廃止やその前段階である整理銘柄指定される場合や、東証2部への異動などで東証1部から外れる場合には、構成銘柄に欠員が生じますので、臨時入れ替えによって代替の銘柄をすみやかに補充採用します。

臨時入れ替えの補充銘柄の選定

同じセクターの中から、市場流動性の高い未採用銘柄を採用するのが原則です。

ただし、経営再編で共同持ち株会社がすみやかに新規上場するケースなど、事業継承会社が明確な場合にその会社を採用したり、経営再編等が同時期に多数行われる場合には定期見直しに準じた方法を採用するなど、状況に応じて合理的な選定を行います。


東証の監理銘柄に指定されたら

監理銘柄に指定された銘柄は、銘柄除外を検討する候補銘柄となります。

臨時入れ替えの発表と入れ替えのタイミング

経営再編に伴う上場廃止など、あらかじめ除外事由発生日の日付が明確な場合には、その日を入れ替え実施日として、定期見直しに準じて事前に入れ替えを発表するのが原則です。

TOPIXとは

東京証券取引所が算出、公表している株価指数で、東証株価指数(TOPIX)のことです。

東証1部の全銘柄を対象とした時価総額型の株価指数です。

日経平均とTOPIXとの違い

日経平均株価:東証1部上場銘柄の中から代表的な225銘柄を対象にした平均株価指数です。

TOPIX:東証1部上場全銘柄を対象、その時価総額の変動をとらえた指数です。

まとめ

日経平均株価は1950年9月7日から算出されていて、ひと目で日本の景気を計ることができて大変便利です。

「みなし額面」「除数」を取り入れ、構成銘柄が変わっても日経平均株価に影響が出ないようにしてあります。
投資信託や先物取引などの商品にも利用されていて、信用度の高い指標です。

日本にはたくさんの「指標」がありますが、日経平均は日本経済を取り上げるうえで欠かせない指標であり続けると思います。

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