株式投資で利益を上げたくないですか?
四季報の見方・使い方がわかれば株式投資で利益を上げられるようになります。
この記事を読めば、四季報に書いてあるの【本社】~【販売先】項目を理解できます。
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本社(本店)(本部)欄の見方・読み方
本社所在地と電話番号が掲載されています。
四季報の本社(本店)(本部)欄に記載されている本社などの場所は、実質的な本社機能がある所で、登記上の本社とは異なるので注意が必要です。
営業所・支店・工場欄の見方・読み方
最新時点の重要な営業所・支店・工場などが掲載されています。
営業所・支店・工場欄は業種によって掲載内容がことなる
四季報の営業所・支店・工場欄では業種によって掲載内容が異なります。
メーカの場合は、工場や支店。小売業や銀行、証券では店舗数。鉄道では路線距離キロ数。海運では支配潜複数などが記載されます。
業種ごとに記載内容を変えて、会社の主要な拠点や事業の規模がわかるわかるようになっています。
従業員欄の見方・読み方
カッコ内の年月時点での従業員数(就業人員数)で、原則として直近本決算もしくは第1~第3四半期決算期末です。
有価証券報告書の記載が基準です。
役員、臨時従業員を除きます(会社法上の役員ではない執行役員は含む)。
「連」
連は連結ベース。
「単」
単、または特記なしは単独ベース。
「子」
子は持ち株会社傘下の主要子会社(複数合算していることもある)の単独ベースの人数です。
原則単独従業員には他社への出向者を含まない(海外現地従業員は含む)。
カッコ内は単独ベースでの平均年齢で、月数は十進法です。
続いて単独ベースでの従業員の平均給与。
平均年齢、平均給与とも「子」となっている場合は従業員数と同様主要子会社単独ベースです。
原則、平均年収(年と表記)で税込みで、残業料、手当、賞与を含みます(有価証券報告書記載基準)。
決算期を変更した会社は年換算した数値を掲載しています。
平均年齢、給与は原則本決算ベースです。
従業員欄でわかること
会社四季報の従業員欄を使えば、さまざまなことがわかります。
【従業員の数】
従業員数は、同業他社と比較に使えます。
どの程度の事業規模なのか簡単に把握できますし、売上高や営業利益を従業員数で割れば1人当たりの売上高や利益を計算できます。
【従業員の年齢】
従業員の平均年齢を見ればその会社の活力、将来性を見ることができます。
業種によって平均年齢に偏りもあります。ネット関連やスマホ関連など伸び盛りの業界では、新入社員を採用しているため平均年齢が若くなる傾向があります。
また、創業年数によっても平均年齢に偏りがあります。成熟期に入った企業では平均年齢が高くなりがちです。
【従業員の年収】
従業員の年収は同業他社との比較に使えます。
同業他社と比較して、高すぎるか・低すぎるかなど、違和感のないレベルなのか確認できます。
証券欄の見方・読み方
証券欄を見れば、会社がどこの証券取引所に上場しているかを知ることができます。
市場 | 制度信用取引 | 一般信用取引 | ||
貸借銘柄 | 信用銘柄 | |||
東京 | 1部 | 東京 | 東京 | |
2部 | 東京2 | 東京② | 東京マ | |
マザーズ | 東京マ | 東京〇マ | 東京マ | |
名古屋 | 1部 | 名古屋 | 名古屋 | |
2部 | 名古屋2 | 名古屋② | 名古屋2 | |
セントレックス | 名古屋セ | 名古屋〇セ | 名古屋セ | |
福岡 | 福岡 | 福岡 | ||
アンビシャス | 福岡Q | 福岡〇Q | 福岡Q | |
4市場 | 4市場 | 4市場 | ||
ジャスダック | スタンダード | JQ(S) | JQ〇S | JQ(S) |
グロース | JQ(G) | JQ〇S | JQ(G) |
上記は上場市場名で、「制度信用」は、決済期間や品貸料などの取引条件が取引所の規定により定められている取引です。
「一般信用」は取引条件を証券会社と投資家が自由に取り決める取引のことです。
そして制度信用は、信用売り・信用買いともできる「貸借銘柄」と、信用買いのみができる(信用売りはできない)「信用銘柄に」分かれる。
「4市場」は東京、名古屋の各1部市場および札幌、福岡の国内4市場に上場。
海外取引所の略称
海外の証券取引所は短く略称で記載されています。略称は下記のとおりです。
- AMS:ユーロネクスト・アムステルダム
- ANR:アントワープ
- BRU:ユーロネクストブリュッセル
- CHI :シカゴ
- DUS:デュッセルドルフ
- FRA:フランクフルト
- HK :香港
- IRL :アイルランド
- KL :クアラルンプール
- KOR :韓国
- LON :ロンドン
- LUX :ルクセンブルク
- MAD:マドリード
- MUC:ミュンヘン
- MX :メキシコ
- NQ :米国ナスダック
- NY :ニューヨーク
- PAR :ユーロネクスト・パリ
- PC :パシフィック
- SIN :シンガポール
- SWZ:スイス
- TOR :トロント
- TW :台湾
【幹】記号の意味
「幹」は幹事証券会社(金融商品取引業者)を表します。そのうち(主)は主幹事、(副)は副幹事を示します。
証券会社(金融商品取引業者)名は略称を用いています。なお、スペースの都合で省略している幹事証券(金融商品取引業者)があります。
【名】記号の意味
「名」は株式の株主名簿管理人です(特別口座の管理会社とは異なる場合があります)。
「自社」は当該会社で行っているという意味です。
【監】記号の意味
「監」は会計監査人または直近決算の監査法人です。
会計監査人の名称で「監査法人」「会計事務所」といった部分は省略します(ただし、監査法人と会計事務所が同名の場合は会計事務所のみ省略せずに記載します)。
また、会計監査人が複数にわたる場合は、原則、筆頭の会計監査人を表記し、末尾に「等」を付け加えています。個人名の場合も同じです。
銀行欄の見方・読み
銀行欄に記載されている銀行は、当該企業と取引のある銀行で、掲載順序は会社回答に準拠します。
中央銀行(日銀)は除きます。
記載を省略している銀行名があります。
銀行欄から分かること
四季報の銀行欄を見れば、取引銀行やメインバンクがわかります。
株式市場に上場している会社は、事業に必要な資金を株式市場から調達してきますが、それだけではありません。
多くの会社は必要に応じて銀行から借り入れをします。
特に、株式市場から株式を調達することが難しい中小企業で業績不振におちいった時、メインバンクがどこなのかは重要な関心事項です。
経営不振の時に頼りになる銀行がないという事態になりかねません。
四季報の銀行欄を見ることで、その会社がどのような企業グループに属しているのかを知ることもできます。
例えば、取引銀行に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行などの三菱系の銀行が多く登場してくる場合は、そのグループは三菱グループと関係が深いと推測できます。
特定の企業グループと関係が深いと、企業グループが商品を買ってくれたり、原材料を企業グループから安定的に調達できるなどのメリットがあります。
経営不振に陥った場合も企業グループからの支援も期待できます。
これらの関係で、グループのある企業に株価の動きがあると、それにつられてグループ全体の株価が同様の動きをすることがあります。
仕入先欄の見方・読み
主な仕入れ先で、純粋持ち株会社は主要子会社の仕入先です。
非回答は「-」と記載されます。
小売業の場合、商品仕入を特定の会社に大きく依存していると、その会社が倒産した場合、商品を仕入れることができないというリスクが生じます。
メーカーの場合は仕入れた原料や製品を加工して自社製品として販売するため、特定の会社に仕入を依存していると製品を作って販売できなくなるというリスクが発生します。
販売先欄の見方・読み
主な販売先で純粋持ち株会社は主要子会社の販売先です。
非回答は「-」と記載されます。
販売先に優良企業の名前が並んでいたら、販売代金の回収もあまり心配する必要はなさそうです。
しかし、仕入先や販売先が不安視される会社があった場合は要注意です。
販売先の倒産によって販売代金を回収できず、連鎖倒産という事態が起きないとも限らないからです。
販売先欄の使い方
株式市場では連想買い(または連想売り)がよく行われます。
ある企業の株価が上昇(または下落)したときに、関連する企業の株式も連鎖的に買われる(または売られる)というものです。
関連企業を知る手がかりとして、仕入先や販売先の企業名は重要です。
たとえば、売上が大きく増えそうだという理由で、あるメーカーの株価が大きく上昇した場合、そのメーカーが原料や材料を仕入れている会社も連鎖的に買われる可能性があるからです。
仕入先や販売先が上昇企業であれば、四季報で業績などを確認しておきましょう。
その会社の仕入先や販売先もチェックするようにすると、株式投資に不可欠な「連想」の幅を広げることができます。
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