投資の知識

【ウォール街の相場格言】情報に関する投資格言17選

【ウォール街の相場格言】情報に関する投資格言17選

この記事では、「ウォール街で使われている、情報に関する投資格言」について解説していきます。


株価は噂などによっても変動するため、投資家は銘柄や市場等のさまざまな情報に右往左往することになります。

ウォール街で使われている相場格言を知れば、それらの情報に振り回されることなく、冷静な判断をすることができるようになるかもしれません。


 

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株価は企業の実態価値プラス需給プラス人気で決まる

株価は企業の実態価値プラス需給プラス人気で決まる

株価は企業の実体価値(業績や財務内容、材料など)、需給関係、人気などによって決まることが多いです。

株価は基本的に実態価値に収斂(しゅうれん)されるものですが、人気によって需給関係に大きな変化が起こり、それが株価変動に加速する動きがあります。


噂で買って、事実で売れ

噂で買って、事実で売れ

好材料は噂の段階(投資家にあまり知られておらず、株価がそれほど大きく反応していない段階)で買って、それが間違いのない事実と分かって株価が大きく値上がりしたところで売れば、確実にもうかるという教えです。


「噂で買って、ニュースで売れ」も同じ意味です。


Buy the rumor, sell the fact


噂で買って、ニュースで売れ

噂で買って、ニュースで売れ

好材料は噂の段階で買って、新聞などのマスコミでニュースとして取り上げられた時点で売れば儲かる、という教えです。


「噂で買って、事実で売れ」も同じ意味です。


Buy the rumor, sell the news


ニュースは発表された瞬間、古くさいものとなる

ニュースは発表された瞬間、古くさいものとなる

米国の有名な投資家、アンドレ・コストラニーの言葉です。


ニュースは正式に発表された段階でみんなに知れ渡るため、情報としての価値はなくなり、報道済みの古くさいニュース、単なる事実となります。

このため、新聞報道などを見て、面白そうな材料だから買ってみようと考えると、株価はその材料をすでに織り込み済みで、期待通り値上がりせず、むしろ好材料出尽くしで値下がりすることも少なくありません。


筋の耳打ち信用するな

筋の耳打ち信用するな

証券界には情報筋と呼ばれる人達がいます。細かい情報を集めて、それを株の売り買いに利用している人達です。

しかし、そういう人たちが集めた情報はガセネタも多いのです。


「君だけに教えるけど…」などと耳打ちされた情報を信用してはいけません。

彼は同じセリフをすでに何十人、何百人にも言っているに違いないからです。

証券界では一人に話した情報は、すでに各方面に流れるので、たちまち市場全体に伝えられるのです。


また、情報そのものが未確認でインチキなものも少なくありません。

そういう情報通が教えてくれた耳打ち情報は信用しない方がよいでしょう。


買う人には100の目が必要だが、売る人は1つの目で十分だ

買う人には100の目が必要だが、売る人は1つの目で十分だ

買うためには、今この銘柄を買うのがベストかどうかを判断しなければいけません。

そのためにはいろいろなこと(業績予想、財務内容、材料、人気、PER、配当利回り、株価推移、相場全体の流れ、景気、金利、為替、米国市場の動向、その他)に目配り・気配りしなければなりません

そういう意味では、いわば100の目が必要となります。


しかし、売る時にはこの値段で売れるかどうかだけを判断すればよいのです。

そういう意味では、1つの目があれば十分ということになります。


The buyer needs a hundred eyes, the seller but one


普通のトレーダーは、ウォール街に来ると、多くの人に相場観を聞きたがる。しかし、大半は尋ねている本人より知識がない

普通のトレーダーは、ウォール街に来ると、多くの人に相場観を聞きたがる。しかし、大半は尋ねている本人より知識がない

トレーダーは誰でも自分なりの相場観を持って株式投資を行っています。

それでいて、証券街にやってくると、他人の相場観を聞きたがるのです。


それは他人がどのような相場観を持っているのか気になるし、自分と同じ相場観の人に出会うと安心するからです。

そのように熱心に他人の相場観を聞きたがる人は、研究熱心な人が多く、聞く相手は本人よりも知識がないケースが多いのです。


自分より相場を知らない人の助言に従ってはならない

自分より相場を知らない人の助言に従ってはならない

自分より相場を知らない人とは、株式投資を始めて間もない(あるいは経験こそ長いが、失敗ばかりしている)友人・知人、入社して間もない証券会社のセールスマンなどです。


生半可な知識しか持たない人に教えられると、間違ったことを教えられることが多いです。

自分より知らない人の助言には従ってはならないのです。


初心者にとって一番悪い教師は、少しばかり相場を知っている人である

初心者にとって一番悪い教師は、少しばかり相場を知っている人である

イギリスの格言ですが、ウォール街でもよく使われています。


株式投資やゴルフなどを始めて間もない人は、自分の知識や経験をやたら他人に教えたがる傾向があります。

その格好の餌食にされるのが初心者です。

何も知らない初心者が、中途半端な知識しか持たない人に教えられたのでは、よい結果が出るわけありません。


生っかじりの知識は、危険である

生っかじりの知識は、危険である

「生兵法(なまびょうほう)は大怪我のもと」の英語版です。

わずかな知識しかないのに、自分は良く知ってると思い込んでいる者は、何も知らないということを知っている人より厄介です。


何も知らないことを知っていいる人は、知ろうという努力をしたうえで慎重に物事を始めるが、自分は良く知っていると思い込んでいる人は、ろくに勉強をしないまま、すぐに行動に移して失敗するのです。


Al little knowledge is a dangerous thing


百冊の理論書は1回の売買にしかず

百冊の理論書は1回の売買にしかず

株式投資についてよく知りたいと思ったら、自分で一度最低限の株式を買ってみればよいのです。

そうすれば、株式投資をするためにはどんな知識が必要かすぐにわかるでしょう。

その段階で株式投資の入門書、研究書などを数冊買って読めば、必要な知識が頭の中に入りやすいです。


必ずしも市場にいる必要はない

必ずしも市場にいる必要はない

株式投資に必要な情報を集める場合も、株式相場や銘柄などについて考える場合にも、株式市場にいる必要はありません。

昔は証券会社の店頭に座って、刻々と変わり続ける株価ボードを1日中眺めている投資家も少なくなありませんでした。

しかし、そういう投資家は目先の売買に陥りがちで、大きな成果は得られなかったはずです。


今はインターネットを利用すれば、株式投資に必要な情報の多くを手に入れることができますし、自宅にいながらにして株式投資もできるのです。

市場にいる必要性はますます薄れています。


卵が生まれるまで卵を買うな

卵が生まれるまで卵を買うな

卵(新製品など)が生まれるという噂だけで、関連銘柄を買ってはいけません。

噂ほどアテにならないものはないからです。

関連銘柄を買うのは、卵が生まれてからでも遅くはないです。


危機の時にはいつも、その部屋にいない誰かのせいにされる

危機の時にはいつも、その部屋にいない誰かのせいにされる

株価が大暴落したような時には、その原因をつくった戦犯は誰かが市場関係者やマスコミなどで取り沙汰されます。

大量の売りを出した機関投資家、あるいは金利を引き上げた日銀などがその戦犯とされがちです。

しかし、株価の大暴落は実体価値以上に上げ過ぎていた相場が、下げるべくして下げただけで、きっかけは何でもよかったというケースが少なくありません。


市場関係者やマスコミは、誰かをスケープゴートにして、うっぷんを晴らしたり納得したがる傾向があります。


In times of crisis, always blame the one who isn't in the room


1分足チャートは地獄への一里塚

1分足チャートは地獄への一里塚

株価チャートは日足、週足が基本です。

1日の細かい株価変動を表す1分足チャートは、デイトレーダーがよく利用していますが、デイトレード(日計り商い)では大半の人が失敗しています。


そこで、デイトレーダーがよく利用する1分足チャートを「地獄への一里塚(いちりづか)」と表現しています。


最良の予言者は過去である

最良の予言者は過去である

イギリスの詩人、バイロンの言葉です。


「歴史は繰り返す」という言葉がありますが、歴史を研究すると将来の予測に役立つことがあります。

株式相場の歴史もまた、同じようなパターンを繰り返すことが多いです。

このため、株式相場を研究するためには、過去の相場の歴史を調べてみるのが有効な方法となります。


証券会社のレポートは読みません。床屋へ行って「散髪したほうがいいかな」と聞くようなものです

証券会社のレポートは読みません。床屋へ行って「散髪したほうがいいかな」と聞くようなものです

米国の有名な投資家、ウォーレン・バフェットの名言です。


証券マンの仕事は株を売ることです。

株を売るためには、強気の相場観を持ち、常に推奨する銘柄を持っていなければなりません。

証券マンに相場見通しを聞いたり、推奨銘柄を聞くのは、床屋へ行って「散髪したほうがいいかな?」と聞くようなものです。


相場がどんなに高値圏にあっても、証券マンは勧める銘柄を用意しているものです。



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