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インフレでも投資を始めない日本!現金・預金が全体の54.9%

インフレでも投資を始めない日本!現金・預金が全体の54.9%

日銀が2022年9月20日発表した2022年4~6月期の資金循環統計(速報)によると、6月末時点の家計の金融資産は前年同期比1.3%増の2007兆円でした。

内訳では現預金が5割台半ばと最も割合が高かったです。

米国では高インフレで預金から他の金融商品にマネーを移す動きがあります。

日本も株式投資や外貨定期預金を始める人が増えていますが、多くは円預金や現金として滞留しています。


日本でもインフレが起こっている

日本でもインフレが起こっている

日本も米欧と比べると低水準であるものの、物価が上昇してきています。

総務省が20日発表した8月の生鮮食品を除く消費者物価指数は前年同月比2.8%上昇しました。

消費増税の影響を除くと1991年9月(2.8%)以来およそ31年ぶりの上昇率で、5カ月連続で2%台となっています。


日本人は物価が上がりそうでもお金を使わない

日銀は足元の物価上昇は原材料コストの上昇を主因としているため一時的とみています。

物価上昇が長引いたとしても、SMBC日興証券は「日本人は節約志向が強いので、物価が上がりそうだから早めにお金を使うという考えにはなりづらい」と指摘しています。


インフレでも投資を始めない日本人

インフレでも投資を始めない日本人

家計の金融資産の内訳をみると、最も割合の高い現金・預金が全体の54.9%を占めており、夏の賞与増加なども背景に残高は1102兆円と過去最高を更新しました。

2番目に割合が高い保険・年金・定型保証も538兆円と過去最高を更新。

昨年と比べて大幅な円安・ドル高水準にあった影響で外貨建て保険が押し上げに寄与しました。


日本の家計の金融資産は米欧と比べて現預金の割合が高い

日本の家計の金融資産は米欧と比べて現預金の割合が高いです。

米国とユーロ圏の家計(非営利団体含む)の3月末時点における現金・預金割合はそれぞれ13.7%、34.5%となっています。


米国は株式が39.8%と最も大きな割合を占めています。

長引く物価高と米連邦準備理事会(FRB)の利上げを受け、足元では預金からマネーを移す動きも出ています。

米連邦預金保険公社(FDIC)によると、6月末時点の預金総額は19兆5630億ドル(約2803兆円)と3月末から3700億ドル減り、四半期ベースで過去最大の減少幅となりました。

米国債やMMF(マネー・マーケット・ファンド)など金利上昇ペースが大きい金融商品にマネーが移っています。


資産を守るために動く人もわずかにいる

資産を守るために動く人もわずかにいる

変化の芽もあります。

家計の金融資産の内訳では株価下落の影響から株式の残高は前年同期比3.3%減、投資信託は0.2%減となりましたが、株価の変動などを取り除いた取引額要因でみると株式は3四半期連続、投資信託は8四半期連続で前年同期比増加が続いています。


現預金の中には投資の側面が強いものも含まれています。

外貨預金の6月末時点の残高は6兆7097億円と3月末(7兆376億円)から減少。

円安・ドル高の進行で利益確定に動く個人も多く、外貨預金残高は21年春以降から減少傾向にあります。


一方で、海外での利上げを背景に外貨建ての定期預金を開設する動きは活発です。

8月時点における新生銀行の外貨定期預金残高は半年間で6割超増えました。

ソニー銀行でも1カ月間の新たな預入額が半年前から8割増え、外貨建て資産を持つ動きも出ています。



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