株式投資で利益を上げたくないですか？
四季報の見方・使い方がわかれば株式投資で利益を上げることができるようになります。
この記事を読めば、四季報に書いてある【株価】の項目を理解できます。
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株価欄の見方・読み方
株価欄には、株式上場日以来の株価を収録しています。
上段は各年または表示期間内の高値・安値で、カッコ内には該当年または月を示します。
下段は最近3カ月の月間高値・安値と月間出来高合計です。
出来高は立会外分売除いています。
それぞれの高値・安値を太字で表示しています。
左上の「東証」「名証」などは、株価および出来高を採録、または発売日時点で採録を予定している取引所です。
原則、出来高の1番多い取引所を採用しています。
太字（ゴシック）は貸借銘柄を記します。
〇印は株式分割による新株落ち、●印は併合、▢印はその他新株落ち、■印以降は減資後の株価。
#は当該月の月末以前の株価を示します。
旧ジャスダックからの変更上場会社は1981年以降の旧ジャスダック時代の株価も採録。
株価の単位は原則として円だが、値ガサの場合は「千」または「万」をつけて表示。
出来高は原則として万株だが、発行済み株式数が少ない場合は「1株」として、「出来」の後に表示。
流動性が低い銘柄は危険
銘柄選択にあたって、真っ先に確認すべき項目が流動性です。
流動性とは、株式市場の売買の厚みをいいます。株式の売買は、売りたい株数と価格が、買いたい株数と価格に合意して初めて成立します。
流動性が高い＝売買が常に活発に行われる銘柄であれば問題ありませんが、流動性が低い銘柄は売買が成立しないこともしばしばあります。
約定価格を指定しない成り行きで注文を出していると、たとえ売買が成立しても、希望価格とはかけ離れた株価になることも起こります。
保有銘柄で不祥事が発覚し、上場廃止になるようなケースを考えてみましょう。
流動性が乏しい銘柄を保有していれば、思うように買い手も現れず、最悪の場合は換金できないまま上場廃止となって、資金を回収するのは極めて困難でしょう。
流動性は株価欄の「出来高」で確認できる
出来高とは、期間中に成立した売買の数量のことで、「四季報」では直接の3ヶ月の月間出来高合計を原則として万株数単位で掲載しています。
これを売買したい株数と比べてみれば、自分の売買注文を十分に吸収できるだけの取引があるか、おおよその見当はつきます。
「四季報」は会社が発行した発行済み株式数も載せています。
月間の出来高と見比べれば、発行済みの株式数に対して売買される割合が、銘柄によって大きく異なることもわかります。
時価総額の大きい会社は流動性が高い傾向
時価総額を基準に、個々の銘柄の流動性リスクを判断するのもおすすめです。
時価総額は「株価×発行済株式数」ですので、市場の評価が高く、発行済株式数が多いほど時価総額も大きくなります。
当然、時価総額の大きい方が流動性も高い傾向にあります。
四季報の【業種】には「四季報」の独自業種分類での時価総額順位を掲載していますので、業種内でのおおよそのプレゼンスがわかります。
１部に上場している会社は流動性が高い傾向
市場には、１部、２部市場、JASDAQや東証マザーズなど新興市場があり、市場ごとに株主数、流通する株式数、時価総額など、流動性に深く関係する基準が定められています。
最上位の１部に上場している会社は流動性が高く、新興市場は流動性が低い傾向にあります。
とはいえ、１部でも流動性の乏しい銘柄、２部、新興市場でも平均的な１部市場の銘柄より流動性の高い銘柄はいくらでもあります。
四季報 その他のエリア
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