お金を増やしたいけど「投資は怖い・資産を減らしたくない」という方が多いのではないでしょうか?
この記事に書いてある4つのことを実践すれば、
ゆっくりだが高確率で資産を増やしていくことが可能です。
投資の必勝法 結論
投資の必勝法の4つは、
- 株
- インデックスファンド(分散投資)
- ドルコスト平均法(積立て)
- 時間
です。
お金を増やしたいなら 株に投資するべき
これから投資しようという時、まず最初に悩むのが「なにに投資すればいいのか?」だと思います。
- 株
- 債券
- 貨幣
- 金(きん)
ざっと上げただけでもこれだけあります。
中国ではプーアル茶の茶葉が投機や投資の対象になったりしており、現代の社会には沢山の投資対象があります。
1ドルの価値
上記の表は投資家の間では有名なグラフです。
1802年に1ドルの価値を持つ「株」「長期国債」「短期国債」「金(きん)」「貨幣」の評価額がどう変化したのかを表したものです。
見づらいので下にまとめてみました。
実質トータルリターン指数(1802年~2003年)
投資対象 | 1802年 | 2003年 |
株 | 1ドル | 597,485ドル |
長期国債 | 1ドル | 1,072ドル |
短期国債 | 1ドル | 301ドル |
金(きん) | 1ドル | 1.39ドル |
貨幣 | 1ドル | 0.07ドル |
圧倒的ですね。
貨幣に至っては7%の価値になっています。
タンスや銀行に預けていては、インフレによって価値は減っていくのです。
長い歴史の中で何に投資するべきかはすでに答えが出ています。
市場の拡大などによって価格の上昇を続ける「株」を選択するべきです。
しかし、これだけでは完全ではありません。
お金を増やしたいなら インデックス投資をするべき
投資の世界における言葉で「インデックス投資」と「アクティブ投資」という言葉があります。
この2つは投資と関わっていく上では避けては通れないので、ぜひこの機会に覚えてください。
インデックス投資とは?
インデックス(Index)は、マーケットにおいては市場全体の動向を示す「指標」や「指数」のことをいいます。
株式や債券、金利などのマーケットの個々の価格データから市場全体の動向が分かるように数値化したものです。
例えば日本株やアメリカ株では下記のものが有名です。
・日経平均株価 日本株225銘柄 | |
・東証株価指数(TOPIX) 東証一部上場株全て | |
・NYダウ アメリカを代表する30銘柄 | |
・S&P500 アメリカ株500銘柄 |
つまりインデックス投資とは投資する銘柄を1つや2つに絞らず、市場全体を買うこと。
分散投資をしてリスクマネジメントするということです。
資産運用の会社 投資信託(ファンド)を利用するべき
投資をするうえでリスクマネジメントは重要事項で、着実に資産を増やしたいのなら分散投資は必須です。
しかし、ここで問題があります。
例えば、日経平均株価をインデックス投資しようと思ったら225銘柄を買うことになります。
S&P500なら500銘柄です。そんなこととてもできません。
それを可能にするのが投資信託(ファンド)です。
投資信託はどこで買えるのか
投資信託の購入は、主に証券会社や銀行、郵便局でできます。
ファンドには「インデックスファンド」と「アクティブファンド」が存在する
ファンド選びは重要です。
銀行などの窓口で勧められる商品のほとんどが「アクティブファンド」の物で、この機会にしっかりと見極める力を養ってください。
筆者は過去、投資の知識がないうちに銀行で勧められたアクティブファンドを購入して失敗しました。
アクティブファンドの商品を購入するのがダメなわけではないのですが、しっかりと違いを理解してからにしてください。
投資信託 インデックスファンドとは
ここまで読んだ方なら大体のイメージはできると思いますが、インデックスファンドを利用すれば自分の代わりに面倒な分散(インデックス)投資ができます。
選んだ指標に沿った、平均点を狙う投資法ですね。
インデックスファンドの特徴は
なんと言っても安さですね。
ファンドを使って投資をする時、大きく別けて二つの費用が掛かります。
- 買付手数料
- 信託報酬(ファンド管理費用を含む)
買付手数料は字のごとく購入時に掛かる費用です。
信託報酬は投資の選別や売買をプロに代わりにやってもらう為に掛かる費用。(信託報酬は毎日信託財産から引かれています)
上記のファンドは、アメリカ株のS&P500の指数を狙ったインデックスファンドです。
eMAXIS Slim と言ってとても有名なファンドです。
注目は買い付け手数料「なし」と信託報酬の「安さ」です。
インデックス投資は狙った指数に沿って買うだけの分散投資です。投資先の財務状態や業績見通しなどを調べたりする必要がないので、この安さを実現できているのです。
インデックスファンドは
- 買付手数料なしの商品が多い
- 信託報酬が低い商品が多い
見慣れない方にはピンとこないと思いますので、さっそくアクティブファンドの説明に行きますので見比べてみてください。
投資信託 アクティブファンドとは
アクティブファンドの目標は、インデックスファンドよりも良い成績を出す事にあります。
アクティブファンドの特徴は
その手法は、投資対象を丹念に調べることです。当然、人員も時間も必要になります。
他にも、売買を繰り返すことになりますので、その都度利益から税金が引かれます。
掛かる費用は買い付け手数料や信託報酬に反映されます。
上記のファンドは主として、新興国の債券や通貨及びそれらに関連するデリバティブ取引に係る権利などを投資対象にしています。
- 買付手数料、1億円未満で4.4%(税込)
- 信託報酬、2.21%
「インデックスファンド」VS「アクティブファンド」まとめ
アクティブファンドがインデックスファンドと成績の勝負をしたとき、スタートの時点で4.4%のビハインドが発生します。そして、年利2.1%程度あいてを上回る成績を出さなくてはいけないのです。
この差を埋めることができず、多くのアクティブファンドはインデックスファンドに勝てていないのが現状です。
投資信託について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
お金を増やしたいなら ドルコスト平均法を採用するべき
投資をするうえで避けては通れないのが「暴落」です。
ITバブルの暴落やリーマンショックなど、似たような事はこの先も必ず起こります。
そして、投資をしていれば必ず巻き込まれる事になます。
しかし恐れる必要はありません、来るとわかっていれば備えておけばいいのです。
ドルコスト平均法(積立)とは
ドルコスト平均法は、指定した投資対象を「決まった間隔(毎月や毎日)」で「一定額の買付」を断続していくことです。
積立投資とも言います。
ドルコスト平均法の効果 意味は
価格が変動する投資対象を毎月(毎日)決まった金額を買い続けることで、投資対象が高い時には買う量を少なくでき、価格が低くなった時に多くの量を買うことができます。
買付金額を平均にすることができ、高値掴みのリスクを回避することができます。
上の例のポイントは、値下がりした月に多くのりんご(量)を買うことができた点です。多くのりんごを保有できたことで、当初の値段に戻っただけで、量の増加がプラスの効果に働いています。
積立の機能を利用して機械的に買い付けることで値下がりに対する恐怖が軽減され、値下がりが"多くの量を買えるチャンス"に変わっています。
上記の例のように、価格の"変動"と"時間"を味方につけ、量を積み立てていく手法がドルコスト平均法です
引用:auカブコム
積立の購入をするには「積み立てに対応したファンド」を選ぶ必要があります。
投資初心者は数%の下落でも狼狽えるものです。ドルコスト平均法(積立)は心理的にも優れた投資方法です。
お金を増やしたいなら 時間を味方にするべき
・上昇を続ける 「株への投資」 | |
・ファンドを使い実現させた 「インデックス投資」 | |
・値段の変動を味方につける 「ドルコスト平均法」 |
上記の3つを守るだけでも十分すごいのですが、それに「時間」を加えます。
株式市場の暴落に対応するには
投資をしている以上、暴落は避けることができません。
大切なのは「暴落には巻き込まれる」とわかったうえで投資をすることです。
過去 実際に合った暴落
【TOPIX】
東証一部に上場しているすべての株
【S&P500】
工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されていて、採用銘柄は約40業種に及んでいます。ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバー しています。
【MSCIワールド】
MSCI ワールド指数は、日本を含む主要国の株式を対象とする指数です。
MSCIワールド指数は、先進国23カ国に上場する大・中型株を対象にしており、先進国の株式市場の動向を知るために最も利用されている株価指数の一つです。
1969年以降、主だった株式市場の暴落は2回です。
- 2001年:ITバブル崩壊
- 2008年:リーマンショック
暴落は何年で回復するのか
注目すべきポイントは「暴落した株価は価格が戻るのに何年かかるのか」と言うことです。
- ITバブルの崩壊 =5年10ヵ月
- リーマンショック=5年9ヵ月
投資期間は何年以上 確保すればいいのか
「ITバブル崩壊」「リーマンショック」から、価格の回復まで約6年掛かっています。
最低限6年以上の投資期間を確保できないのであれば、株式市場への投資は控えるべきと言えます。
投資必勝法 まとめ
- 「株」を投資対象にして、市場拡大の恩恵を受け、最も大きなリターンを受ける。
- 「インデックスファンド」を利用して、分散投資で一社倒産などのリスクを回避する。
- 「ドルコスト平均法(積立)」を採用し、高値掴みを避けて精神的安定を手にする。
- 「時間」を味方に付け、暴落の対応をする。
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