住宅ローン

提携ローンの仕組みとメリット・デメリットをわかりやすく解説

提携ローンの仕組みとメリット・デメリットをわかりやすく解説

この記事では、「提携ローンメリット・デメリット」について解説していきます。


住宅ローンの返済は高額で長期にわたるため、0.1%の金利差でも総返済額に大きな総額が生じてしまいます。

物件を紹介する不動産会社等の多くは提携するローンをすすめてきますが、希望する商品が「提携ローン」になければ、「非提携ローン」に自分で申し込みましょう。



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提携ローンは手間を省ける

提携ローンは手間を省ける

不動産会社やハウスメーカーなどが金融機関と提携して取り扱う住宅ローンを一般的に提携ローンと呼びます。

提携ローンは、金融機関が販売会社や不動産会社の信用度や物件の担保評価を確認したうえで、その会社の顧客向けに提供する商品です。


たとえば、新築マンションの場合、物件についての審査は済んでいるので、ローンの借り手が収入や勤続年数などの融資条件さえ満たしていれば、自分で選ぶ非提携ローンよりも比較的借りやすいといえます。


また、自分で同じ金融機関から借りるよりも、金利の引き下げ幅が大きくなる場合もあります。

より低金利で借り入れできるということは、総返済額を下げることにつながります。


契約にかかる手間を軽減できるのもメリットです。

非提携ローンでは、金融機関の窓口での相談をはじめ、申し込みに必要な各種書類などをすべて用意し、自分で金融機関へ足を運ばなければいけません。


一方、提携ローンは書類の提出など、手続きは基本的に販売会社や不動産会社が行います(ただし代行料金が発生)。

物件に関する資料の準備などもしてくれますし、融資実行までのスケジュール管理もお任せにできます。




提携ローンをすすめてくるのは業者の都合

提携ローンをすすめてくるのは業者の都合

提携ローンは便利で楽すが、自分にとってベストな商品であるとは限りません。

そんな場合は遠慮なく、非提携ローンを申し込んでみましょう。


提携ローンで用意されているのは、多くの場合、変動金利型の住宅ローンです。

その理由は明白で、現状、金利3タイプの中で変動金利が一番低金利のため、借入可能額が増えて審査に通りやすいからです。


つまり、販売会社は家を買ってもらうために提携ローンをすすめているだけであって、家を買ってもらえさえすれば、どこで、どんな住宅ローンを組もうと、基本的にはどうでもいいのです。


なお、提携ローンによく似たものに「職域ローン」というものがあります。

「勤務先提携ローン」とも呼ばれ、文字どおり、自分の勤務先と金融機関が提携しているものです。

金利がお得になるケースもあるので、総務課などに問い合わせてみましょう。


誰かに勧められたからといって簡単に決めるのではなく、自分の描く返済計画をベースに選ぶことが大切です。




提携ローンのメリット・デメリット

提携ローンのメリット・デメリット
メリット ・審査に比較的通りやすく、審査期間も短い。借入可能額を最大限にしてもらいやすい
・自分で同じ金融機関に申し込むより、金利の引き下げ幅が大きいこともある
・物件の書類の準備などの手間を軽減できる
・金融機関に何度も足を運ぶ必要がなくなる
・融資実行までのスケジュール管理をお任せにできる
デメリット ・自分が利用したい住宅ローンがあるとは限らない
・自分が望むプランを選べない
・多くの場合、金利は変動金利なので、金利上昇のリスクを負うことになる
・ほかの金融機関で利用できる住宅ローンのメリットを失いかねない
・代行料金がかかる




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